最終更新日 2021年8月30日
日本地図学会は地図学に関する国内外の関係団体と緊密な連携のもとに、地図に関する研究活動や情報収集交換につとめ、会員諸氏にすぐれた地図情報を提供し、地図作成・地図情報利用技術等の発達に寄与することを目的として、昭和37(1962)年11月30日に創立されました。この間、わが国を代表する地図学研究団体として、国際地図学協会 International Cartographic Association (ICA)と緊密な連絡をとり、国際交流の場を拡げてまいりました。 国内外における地図学の発展・振興に向けて活発に活動を行っています。
我々は我々が企画・主催する全てのプロジェクト及びイベント参加者の方々を大切に思っており、参加者全員に楽しんで、充実した体験をして欲しいと思っています。 そのため、これらのプロジェクト及びイベントにおいて、参加者全員がその他の参加者に対して敬意と礼儀をもって参加することを求めています。
求められる行動を明確にするために、日本地図学会のプロジェクト及びイベントに参加する全ての代表者・会員・学生・参加者・登壇者・出店者・主催者・ボランティアの方々は次の行動規範に合わせて行動することを求めています。そして、我々のプロジェクト及びイベント主催者はこの行動規範を実施します。
日本地図学会のプロジェクト及びイベントはどの性別、性的指向、身体障害、外見、体型、人種や宗教であっても参加者全員にとってハラスメントが無いイベント体験を提供することに注力しています。どのような形のハラスメントも容認しません。
全てのコミュニケーションは様々な経歴をもつプロフェッショナルな参加者にとってふさわしい内容が求められます。我々のプロジェクト及びイベントで性的な言葉や画を用いたプレゼンテーションはふさわしくありません。
- 他の人には思いやりをもって接しましょう。
- 他の参加者を侮辱したりけなすのはやめましょう。
- 社会人の常識をもって行動しましょう。学生だからといった言い訳は通用しません。
- やる気のない態度・姿勢は周りの人に対しても悪影響を及ぼします。本人にその意図がなかったとしても、第三者からどのように見られ、どのように受け取られているのかを客観的に判断し、我々のプロジェクト及びイベントが価値あるものとなるよう考えて行動してください。
- とるべき選択肢に迷ったときは、より多様性のバランスの高い答えを選択します。
ハラスメントや性差別、人種差別や排他的な冗談はふさわしくないことを覚えていてください。
これらのルールに違反する参加者は、我々が主催するプロジェクト及びイベント管理者の独断によってそれらプロジェクト及びイベントから退出を求められることもあります。
全ての人にとって快適で、友好的な場を提供することへの協力に感謝いたします。
ハラスメントとは性別、性的指向、身体障害、外見、体型、人種、宗教、公共の場での性的表現に関する侮辱的な発言、意図的な脅迫、ストーカー行為、付きまとい、嫌がらせな撮影、録音、録画、トークやその他イベントに対しての持続的な妨害、不適切な身体的接触や望まれない性的な注目等を意味します。
嫌がらせ行為を止めるように警告された参加者は直ぐに応じることが求められます。
言葉の選択も考えましょう。
性差別、人種差別や排他的な冗談は周りにいる人に対して侮辱的な発言になることもあるのを覚えていてください。侮辱的な冗談は日本地図学会のプロジェクト及びイベントにふさわしくなく、日本地図学会のプロジェクト及びイベントではどのような状況であっても容認はされません。
参加者が行動規範に反する行動を行った場合には、主催者は違反者を注意したり、返金無しでイベント・カンファレンスから退出させる等を含む主催者が必要と思ったどのような処置でも行えます。
連絡情報
ハラスメントを受けた場合、参加者のハラスメントを目撃した場合、その他気になる事を見た場合は遠慮なく日本地図学会のメンバーに伝えてください。
日本地図学会のメンバーは参加者が警備や警察への連絡、付き添いの提供や、その他ハラスメントを受けた参加者がイベントの参加中に安心して参加出来るよう、喜んでその手助けを行います。皆さまの参加を大切に思っています。
スリーストライク・ルール
日本地図学会では、すべての参加者の皆さまが公平に議論と交流をしていただける環境の提供に努めています。 それでもこの行動規範に従っていただけない方に対する厳格なポリシーとしてスリーストライク・ルールを設けました。 このルールによって、ハラスメント行為をやめる機会を与えると同時に、改善が見られない場合は、段階的に厳しい制限を課していくこととなります。 警告の途中でハラスメント行為を正していただければ、引き続き議論と交流を継続いただけます。 ただし、ハラスメント行為を繰り返し、改善しない場合は本行動規範に基づき、日本地図学会が管理運営するオンラインサービスにアクセスできない、厳しいアカウント制限を行います。
ストライク 1 : 警告
- 問題となる行為について掲示し、再発防止を求める。
- 行動規範を再度読んでいただく。
ストライク 2 : 警告
- 問題となる行為について掲示し、次はアカウント制限がかかる旨、強く警告する。
ストライク 3 : アカウント制限
- 当該アカウントのオンラインサービスからの退出処理
ライセンス
この行動規範の英語版は、Ada Initiative及びボランティアによって作成された Geek Feminism wiki 上のものをfork、改変したものです。元のCode of Conduct は Creative Commons Zeroライセンス で公開されています。
